概略
【WEBセミナー公開開始日】2025年7月8日
2025年6月株主総会は、集中率が過去最低を記録するとともに、来場者数、発言株主数が増加したことが示すように、株主総会が単なる手続きから実質的なコミュニケーションの場へと変化していることを改めて実感させるものとなりました。株主提案は過去最多を更新、機関投資家等による提案に限っても過去最多を記録し、ガバナンス関連や情報開示強化の提案が増加しています。株主提案議案の可決は7社、会社提案議案の否決は8社に上り、ROEが低位な会社や、政策保有基準に抵触する会社を中心に経営トップの選任議案が低賛成率となった事例も見受けられました。本セミナーでは、株主総会実務や株主総会分析の第一人者で全国株懇連合会の理事も務める三菱UFJ信託銀行の中川雅博様をお招きし、2025年6月総会を分析していただきつつ、論点ごとに今後の企業の対応のポイントを解説していただきます。自社にとって最適なガバナンス体制や情報開示のあり方などを検討する上でのヒントが満載のセミナーとなっています。
講師のご紹介 |
中川 雅博(なかがわ まさひろ)様 大阪大学法学部卒、大阪大学大学院法学研究科(修士課程)修了。1990年、東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入社。以後、証券代行部門・法人ビジネス部門に所属し、一貫して会社法務に関するコンサルティングを行う。現在、三菱UFJ信託銀行(株)法人コンサルティング部に所属し、全国株懇連合会理事、東京株式懇話会常任幹事(研究部 研究第1部担当)も務める。 ハンドブックシリーズ1「株主総会」(共著:2002年12月・商事法務)、ハンドブックシリーズ2「株式実務」(共著:2003年4月・商事法務)、「委員会等設置会社への移行戦略」(共著:2003年5月・商事法務)、「株券電子化と移行のポイント」(共著:2008年5月・商事法務)、「株券電子化-その実務と移行のすべて」(共著:2008年8月・きんざい)、「全株懇モデル[新訂2版]」(共著:2009年3月・商事法務)、「株式事務の基礎知識」(2009年11月・商事法務)、「株主総会ハンドブック第3版」(共著:2015年3月・商事法務)、「株主総会・取締役会・監査役会の議事録作成」(共著:2015年3月・清文社)、「監査等委員会設置会社の活用戦略」(共著:2015年9月・商事法務)、「新株主総会実務なるほどQ&A」(共著:2017年3月・中央経済社)、「株主総会の準備実務・想定問答」(共著:2018年1月・中央経済社)など著書多数。 |
セミナー資料 | 2025年6月株主総会の状況.pdf |
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