東京国際大学教授
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター招聘研究員
吉村一男
2026年7月21日に第三次改訂コーポレートガバナンス・コードが確定したが、2025年の秋に閣議決定された総合経済対策において、コーポレートガバナンス・コードの改訂と併せ、新たに策定する方針が明記されていたのが、「成長投資ガイダンス」だ(52ページの3段落目参照)。これは、2014年に公表された「伊藤レポート」以来続く一連のガバナンス改革の延長線上に位置づけられる取組みである。そして、経済産業省は産業構造審議会・価値創造経営小委員会(座長:沼上幹早稲田大学教授)での検討を経て、コーポレートガバナンス・コードの確定と同日の2026年7月21日、「成長投資ガイダンス」を公表している。
成長投資ガイダンスは、経営者や機関投資家などから注目を集める一方、ファイナンスの専門家からは・・・
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