グラスルイスの新たな助言基準「4つの視点」により、賛成率に60ポイント以上の差も

既報のとおり、議決権行使助言大手のグラスルイスは、2027年以降に自社の議決権行使助言基準(ベンチマークポリシー 以下、助言基準)を刷新し、複数の視点から助言を提供する体制へと移行する方針を表明している(2025年10月20日のニュース「2027年以降、グラスルイスとのエンゲージメントに変化も」および2026年1月16日のニュース「グラスルイス・2026年ポリシーのポイントと「脱・単一基準」の行方」参照)。 その詳細に注目が集まる中、グラスルイスは2026年9月15日に新たな助言基準の具体案を示したコンサルテーション・ペーパーを公表、現行の助言基準に代わる枠組み「4つの視点(The Four Perspectives)」を導入することを明らかにした。市場関係者からの意見募集は10月16日をもって終了し、寄せられた意見の概要を11月上旬に公表する。その後、4つの視点に基づく市場別の助言基準を公表する予定だ。

今回のグラスルイスの動きは、議決権行使助言会社最大手ISSのスタンスとは対照的なものとなっている。ISSは、投資家サーベイなどを踏まえて助言基準を改定しながら、各国の市場ごとに単一の基準を適用する従来の方式を維持する見通しとなっている。一方、グラスルイスは、投資家が「4つの視点」の中から・・・

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