通常、企業のトップであるCEOの交代は、任期満了や健康上の問題などを除けば、業績悪化や不祥事によるものと思われがちである。しかし、グローバルでは今、その常識を覆すような動きが静かに広がっている。株価が上昇し、業績が絶好調であるにもかかわらず、CEOが次々と交代させられているのだ。
米経営シンクタンクのThe Conference Board、経営人材・ガバナンス分野のコンサルティング会社Egon Zehnder、Semler Brossyによる最新の共同調査によれば、S&P 500構成企業におけるCEOの年間交代率は、2024年の10%から2025年には13%へと急上昇している。特に注目すべきは、株主総利回り(TSR)が上位4分の3に入る「好業績企業」での交代率だ。前年の7%から12%へと跳ね上がり、下位4分の1の低業績企業(14%)に肉薄している。
では、なぜ取締役会は、自社が好調な最中に、あえてトップを交代させるのだろうか。その背景には、・・・
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