本セミナーはすでに開催済みですが、会員の方向けにWEBセミナーを配信中です。
「WEBセミナー:長期の個人投資家が集まる企業になるために」
「WEBセミナー:アセットオーナーとしての企業のスチュワードシップ責任」
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上場会社役員ガバナンスフォーラムでは、2019年9月4日(水)の14時30分~17時40分に下記のセミナーを開催します。
詳細はこちらもご覧ください。
時 間 | テーマ | 講 師 |
第一部 14:30 ~ 16:00 |
~多くの少数株主の参加が企業価値を高めるという 渋沢栄一の「合本主義」の実践~ 長期の個人投資家が集まる企業になるために |
コモンズ投信株式会社 取締役会長 渋澤 健 様 |
第二部 16:10 ~ 17:40 |
~スチュワードシップコードの受入れは必須か? 母体企業としてやるべきこととその限界~ アセットオーナーとしての企業の スチュワードシップ責任 |
ウイリス・タワーズワトソン インベストメント部門 (アジア太平洋地域)代表 大海 太郎 様 |
■第一部の詳細
セミナー の内容 |
自社の株式の相当数を保有する特定の株主によって経営がコントロールされるケースは少なくありませんが、かつて、一人の大株主が会社を支配するのではなく、少数株主が大勢参加する形態の方が多数の者に富を還元することができ、国も栄えると説いたのが、新一万円札の肖像に決まった“日本の資本主義の父”と言われる渋沢栄一氏です。渋沢栄一氏は、資本主義ではなく「合本主義」という言葉を使い、株主だけでなく、経営者、従業員、社会、取引先など様々なステークホルダーが力を合わせれば企業価値を大きくできると説きました。本セミナーでは、多くの個人投資家を集め、長期投資に軸足を置いた資産運用を行うことで有名なコモンズ投信の会長で、渋沢栄一氏の玄孫(やしゃご)でもある渋澤健様をお招きし、同社が投資先を選択する際の基準や議決権行使の方針のほか、個人投資家が魅力を感じる企業とはどのような企業か、また、個人投資家を惹きつけるために企業がやるべきことや変わるべき点などについて語っていただきます。
普通の市民が子や孫たちの時代のため、自分の思いを込めたお金を長期投資するというお金の流れが、日本の新しい時代を引き開く原動力になると語る渋澤会長の考え方は、渋沢栄一氏の教えにも通じるものがあります。また、企業にとっても、近年アクティビストによる株主提案が相次ぐ中、自社の“ファン株主”である個人投資家の割合を高めることは、益々重要な経営課題となっています。渋澤会長のお話からは、自社に長期投資してくれる個人投資家を増やすためのヒントが得られることでしょう。 |
講師の ご紹介 |
渋澤 健(しぶさわ けん)様 1961年 神奈川県生まれ。父の仕事の関係で小学校2年から大学までを米国で過ごす。1983年テキサス大学 BS Chemical Engineering 卒業。1984年(財)日本国際交流センター入社。1987年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営大学院卒業(MBA)。1987年ファースト・ボストン証券会社(NY)入社、外国債券を担当。1988年JPモルガン銀行(東京)を経て、1992年JPモルガン証券会社(東京)入社、国債を担当。1994年ゴールドマン・サックス証券会社(東京)入社、国内株式・デリバティブを担当。1996年ムーア・キャピタル・マネジメント(NY)入社、アジア時間帯トレーディングを担当、1997年東京駐在員事務所設立。2001年シブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任、2007年コモンズ株式会社を創業し、代表取締役に就任。2008年コモンズ投信へ改名し、取締役会会長に就任。“日本の資本主義の父”渋沢栄一氏の5代目の子孫(玄孫)にあたる。 |
■第二部の詳細
セミナー の内容 |
昨年(2018年)6月1日に施行された改訂コーポレートガバナンス・コードでは、上場企業(以下、母体企業)に対し、自社の企業年金がアセットオーナーとして期待される機能を発揮できるよう、どのような取り組みを行っているかを開示することを求める【原則2-6.企業年金のアセットオーナーとしての機能発揮】が新設されたのは周知のとおりです。原則2-6は企業年金がアセットオーナーとしてスチュワードシップ責任を果たすべく、母体企業に意識改革を促すものと言えるでしょう。ただ、母体企業においては、どのようにして自社の企業年金に関与すればよいのか、とまどいも見られます。この点については、「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(以下、フォローアップ会議)が(2019年)4月24日に公表した意見書「コーポレートガバナンス改革の更なる推進に向けた検討の方向性(4)」(以下、意見書)の中でも、「依然として 、 スチュワードシップ・コードの受入れを行う企業年金は少数に留まっており、その背景として、 企業年金の意義や責任に関する認識不足からスチュワードシップ活動の範囲や程度が十分に理解されていない」といった厳しい指摘も聞かれます。そこで本セミナーでは、これまで多くの年金基金に対し、ガバナンスの構築や運用方針の立案・実施等のコンサルティングを手掛け、企業年金のスチュワードシップ責任にも精通するウイリス・タワーズワトソンインベストメント部門(アジア太平洋地域)代表の大海太郎様をお招きし、企業年金に対し母体企業が負う責任と果たすべき役割、企業年金がスチュワードシップ・コードを受け入れることの意味について解説していただいた上で、母体企業は具体的にどのように企業年金に関わり、何をするべきなのか、逆に母体企業としてできることの限界など、母体企業が知りたいことをリアルに語っていただきます。フォローアップ会議の意見書では「企業年金のスチュワードシップ活動を後押しするための取組みを推進することが重要」との提言がなされており、今後、母体企業へのプレッシャーが高まることが確実視される中、母体企業としての対応を検討する上で有益なセミナーとなるはずです。また、本セミナーでは、確定拠出型年金を採用している企業の責任等についても言及していただきます。 |
講師の ご紹介 |
大海 太郎(おおがい たろう)様 1987年、東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行に入行。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2003年にウイリス・タワーズワトソンに入社。日本の年金基金を中心とした数多くの機関投資家向けに、ガバナンスの構築や運用方針の立案・実施、運用機関の調査・評価に携わる。 |
なお、セミナー参加費につきましては、上場会社役員ガバナンスフォーラムの会員のみ無料、それ以外の方は21,600円(税込 ※)となっております。
※セミナーお申込み前に会員登録いただくと、セミナー参加費は無料となります。
非会員で視聴をご希望の方はjimukyoku@govforum.jpまでご連絡いただければメールにてお申し込み方法をお知らせいたします(有料(22,000円)となります)。
その他、ご不明な点等がございましたら、ご遠慮なく jimukyoku@govforum.jp までお問い合わせください。
- 第一部 長期の個人投資家が集まる企業になるために
- 第二部 アセットオーナーとしての企業のスチュワードシップ責任
- 【日時】2019年9月4日(水)14時30分~17時40分
- 【会場】六本木ヒルズ森タワー22階 TMI総合法律事務所セミナールーム
- 【受付】六本木ヒルズ森タワーLL階ロビー 14時00分より
- 【講師】第一部 コモンズ投信株式会社 取締役会長 渋澤 健 様
第二部 ウイリス・タワーズワトソンインベストメント部門(アジア太平洋地域) 代表 大海 太郎 様 - 【セミナー参加費】当フォーラム会員は無料、それ以外の方は22,000円(税込)