東証一部上場企業のA社では、B社より事業譲渡(A社がB社より事業を譲り受ける)の提案がありました。A社の定例の取締役会では、当該提案の内容を検討するにあたり無形資産の評価について第三者機関を利用するかどうか議論が行われています。取締役AからCの発言のうち、誰の発言がGood発言でしょうか?
取締役A:「事業譲受の都度、必ず第三者である専門家に無形資産を評価をしてもらうべきとは考えていません。」
取締役B:「B社の事業についての説明資料を見る限り、B社は本事業で無形資産を計上していませんね。そうであれば当社としても無形資産の評価は不要ではないでしょうか。」
取締役C:「無形資産を認識しても、認識せずに正ののれんを計上しても、どちらにしても計上した資産を償却をする以上、わざわざ無形資産を認識する必要はなく、単に「正ののれん」だけを計上すれば十分ではないでしょうか。」
このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。