東証一部上場企業のKM社の監査役会では、翌週に監査法人による監査計画の説明会を控えているところ、一人の監査役の「監査法人はKAM候補として何を選んでくるのでしょうかね。」といった発言を契機としてKAMについての議論が始まりました。下記の3人の発言のうち、誰の発言がGood発言でしょうか?
監査役A:「KAMは連結財務諸表の監査報告書限定ですよね。」
監査役B:「単体財務諸表の監査報告書にもKAMを記載するのではないでしょうか。単体財務諸表の監査報告書では関係会社の株式評価の話がKAM候補に選ばれることはありえるかと思います。いずれにしろ、特検リスクイコールKAMと考えていいのですよね?」
監査役C:「そうとも限らないのではないでしょうか。監査法人からKAM候補を伝えられたら経理と内部監査室に情報を共有しなければなりません。我々の監査計画も修正が必要になるかもしれませんね。」
このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。