東証上場会社のA社では、投資家からの問い合わせをきっかけとして取締役会で「ビジネスと人権」への対応についての検討を行っているところです。これに関してA・B・Cの3人が別々に次の発言を行いました。誰の発言がGood発言でしょうか?
取締役A:「人権デュー・ディリジェンスを実施しておけば、何かあったときにサプライヤーに責任を転嫁できるというメリットがありますね。」
取締役B:「人権は何事にもまして優先すべき事項である以上、人権侵害が起きた場合に、その事実を公表することで企業秘密を暴露する結果になっても構わないと考えるべきです。」
取締役C:「人権への悪影響の『予防』と『軽減』に同じ程度リソースを費やすのではなく、『予防』に力を注ぐべきと考えます。」
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