ITソリューション業務をメインとしているX社ではマンパワーが不足しており、案件によっては外注業者の活用が必須となっています。X社の取締役会で職務権限表の改訂の決議をする際に、職務の項目欄に「名刺貸与」「メールアドレス貸与」があることに気付いた監査役より当該職務の内容について質問があり、管理担当取締役より「外注業者が当社の名刺やメールアドレスを使って顧客対応するときに必要となる職務です。」との回答が行われました。これに関して次の4人が下記の発言を行いました。誰の発言がGood発言でしょうか?
営業担当取締役A:「顧客に対してワンチームをアピールするために外注業者への名刺貸与やメールアドレスの付与は必須であり、この業界では珍しい話ではありません。」
社外取締役B:「外注業者に無断で当社の社員であるかのような名刺を作られるよりは、当社が名刺を作ってあげることで当社のコントロール下に置くことができるのでいいと思います。」
監査役C:「契約で再委託が禁止されている顧客に再委託がばれないようにするための名刺貸与ではないかが気になっています。」
取締役D:「外注先にメールアドレスを付与してあげれば、社外への情報流出を防ぐことができます。」
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