上場会社A社の取締役会において、社外取締役が配偶者手当の廃止について問題提起したところ、次の4人が下記の発言を行いました。誰の発言がGood発言でしょうか?
取締役A:「いわゆる『年収の壁』問題ですね。パート従業員を多数活用しているような業態であれば『年収の壁』問題は深刻のようですが、当社にはパート従業員がほとんどいないので『年収の壁』問題の影響はないです。」
取締役B:「そういえば、当社でも配偶者のいる従業員の割合は以前と比べるとずいぶんと減りました。配偶者手当の見直しが必要かもしれませんね。配偶者手当を定めている規程の該当の条項を削るようにしましょう。」
取締役C:「仮に配偶者手当を廃止または減額するとなれば、それは従業員にとって不利益となる変更なので、労使でよく話し合うべきです。配偶者手当の廃止または減額により浮いた資金をどう分配するのかが重要になってきますね。」
取締役D:「配偶者のいない従業員から配偶者手当への不満を聞いたことは一度や二度ではありません。従業員の不満は早急に改善してあげるのが経営陣の務めであり、来月分の給与から配偶者手当を廃止すべきです。」
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