概略
【セミナー開催日】2018年3月7日(水)
昨年(2017年)実施された金融商品取引法の改正により「フェア・ディスクロージャー・ ルール」(以下、FDルール)が創設され、いよいよ今年4月1日から適用開始となります。FDルールの特徴は、インサイダー規制がインサイダー情報をもとに株式を売買して利益を得た「投資家」を規制するルールであるのに対し、“重要情報”を漏らしてしまった「企業」の行動を規制するルールであるという点です。したがって、FDルールに抵触しないようにするため、企業には重要情報の範囲を特定したうえで、重要情報の流れを整理しその取扱いのルールを決めるなどの対応(情報統制)が求められることになります。ただ、FDルールへの抵触を恐れるあまり、情報開示に消極的・保守的になりすぎれば、投資家との建設的な対話やIR上もマイナスです。FDルールの下では、文字どおり“フェア”な情報開示環境を保ちつつ、情報開示の量や質は落とさないという工夫も必要でしょう。そこで本セミナーでは、金融庁の企業開示課へ出向経験もあるTMI総合法律事務所の池田賢生弁護士をお招きし、FDルールの下で企業が整備すべき情報統制やその運用上の留意点などについて解説していただきます。投資家との対話に企業側のスピーカーとして臨む場合、まさにFDルールの当事者となる役員にとっても必見のセミナーです。
【講師】TMI総合法律事務所
パートナー 弁護士
池田 賢生(いけだ けんせい) 様
セミナー資料 | フェア・ディスクロージャー・ルールを踏まえ、上場企業が整備すべき情報統制.pdf(923KB) |
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セミナー動画
第2 フェア・ディスクロージャー・ルールの規制内容