概略
【セミナー開催日】2018年4月18日(水)
従来、ひな形的な記述を中心としてきた日本の上場企業の開示のあり方は大きな変革期を迎えています。投資家と企業の対話が進む中、投資家側は対話のベースとなる企業の開示書類の内容に必ずしも満足していないという現状があり、こうした現状を踏まえ、政府も開示ルールの見直しを進めているのは周知のとおりです。例えば、これまで大部分の上場企業がひな形的開示しか行っておらず、投資家から「付加価値に乏しい」との批判があった有価証券報告書のMD&A(経営陣による財政状態および経営成績等の検討と分析)に「経営者の視点」の記載が求められたことなどは、今後開示のあり方が大きく変わっていく兆しと言えるでしょう。
本セミナーでは、IRを中心とするディスクロージャー研究で著名な一橋大学大学院商学研究科の円谷昭一先生をお招きし、ESG、政策保有株式、MD&A等々、機関投資家や上場企業の関心が高い開示項目を中心に、先進的な開示を行っている企業の開示例をご紹介・分析していただいたうえで、これらの事例および投資家の要望(例えば政策保有株式や社外取締役に関する開示など)も踏まえながら、統合報告書、アニュアルレポート、有価証券報告書などの開示書類にはどのような内容を盛り込んでいくべきか、円谷先生のお考えも語っていただきます。2018年版開示書類の作成に向け、参考になるお話が聞けるはずです。
【講師】一橋大学商学部・大学院商学研究科 准教授
日本IR協議会 客員研究員
円谷 昭一(つむらや しょういち) 様
セミナー資料 | 最新開示事例分析とあるべき開示の姿.pdf(4.34MB) |
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