概略
【WEBセミナー収録日】2021年4月24日(土)
現在東証よりパブリックコメントに付されている(4月7日〜5月7日)改訂コーポレートガバナンス・コード案を巡っては、上場企業各社から様々な意見や疑問等が聞かれます。例えば、今回の改訂のメインテーマの一つである中核人材の多様性については、女性・外国人・中途採用者に期待されているものがスキルなのかデモグラフィなのかが分からないといった指摘があり、取締役会の多様性と独立社外取締役の構成割合の引上げについては、人数を減らすことと多様性を高めることを同時に実現しなければならず、対応が難しいと打ち明ける企業もあります。また、多くの企業がコンプライのハードルが高いと考えている気候変動開示については、開示フレームワークのスタンダードが定まっていない状況の現時点で気候変動データを出させることに意味があるのかといった厳しい声もあります。このほか、サステナビリティの「基本的な方針」の内容、サステナビリティの項目に「知財」が入った理由、事業ポートフォリオ戦略を「実効的に監督」ではどのような説明が期待されているのか、「事業ポートフォリオに関する基本的な方針」との関係等々、企業の悩みは広範に及んでいます。
本セミナーでは、金融庁・フォローアップ会議のメンバーであり、SBI大学院大学、京都大学でもコーポレートガバナンスをテーマに教鞭をとる上田亮子様と、同じくコーポレートガバナンスの専門家であり、上場企業との接点も多い日本シェアホルダーサービス 研究開発/コンサルティング部でチーフコンサルタントの藤島裕三様に、コーポレートガバナンス・コード改訂案に対する企業からの質問等をテーマに対談していただきます。改訂の趣旨・背景などを踏まえたやり取りは、今後企業が改訂コーポレートガバナンス・コードへの対応を検討するうえで非常に参考になるはずです。
【講師】
上田 亮子(うえだ りょうこ)様
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藤島 裕三(ふじしま ゆうぞう)様
セミナー資料 | 対談・コーポレートガバナンス・コード改訂案~企業からの質問等を踏まえて~.pdf |
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