概略
【WEBセミナー公開開始日】2023年10月10日
米国における企業改革法(サーベンス・オクスレー法、SOX法)の導入を受け、わが国でも金融商品取引法(以下、金商法)が改正され、2008年度に「内部統制報告制度」(J-SOX)が導入されてから早や15年が経過しました。これにより、上場会社では自社の業務の流れの中に構築した内部統制を見える化し、それを評価した結果を開示する実務が定着したものの、実際には内部統制の評価範囲の外で開示すべき重要な不備が明らかになる事例や内部統制の有効性の評価が訂正される際に十分な理由の開示がない事例などが散見されています。そのような事例に対応するためにJ-SOXの実務上の根拠となる「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂について(意見書)」(企業会計審議会)が改訂され、2024年4月1日以後開始する事業年度から適用されることとなりました(なお、今回の大改訂で内部統制の目的の一つである「財務報告の信頼性」(財務諸表及び財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を確保すること)が「報告の信頼性」(組織内及び組織の外部への報告(非財務情報を含む。)の信頼性を確保すること)に拡張されていますが、金商法が要求する内部統制の評価対象は、財務報告の信頼性であることに変更はありません)。
本セミナーでは、EY新日本有限責任監査法人の公認会計士 菅沼 淳 様をお招きして、今回の大改訂のポイントとともに、内部統制報告制度基本的枠組みや評価範囲・評価の方法などについて丁寧に解説していただきます。
【講師】
EY新日本有限責任監査法人 公認会計士
菅沼 淳(すがぬま あつし)様
セミナー資料 | 2023年内部統制報告制度の改訂.pdf |
セミナー動画