概略
【WEBセミナー公開開始日】2024年7月9日
2023年6月総会では株主提案数が過去最多となりましたが、2024年6月総会はそれをさらに更新しました。また、機関投資家は議決権行使基準をますます厳格に適用するようになっており、上場会社各社にとって、今や株主総会は投資家との意見の違いや、自社のコーポレートガバナンス上の問題点などがつまびらかにされかねない場となっています。
本セミナーでは、株主総会実務や株主総会分析の第一人者であり、全国株懇連合会の理事も務める三菱UFJ信託銀行の中川雅博様に、2024年6月決算総会を分析していただきます。今株主総会の注目ポイントとして、株主提案の内容、可決事例、取り下げ・撤回事例等をご紹介いただくとともに、株主提案の背景、株主提案を受けた場合に会社に求められる対応などについても解説していただきます。逆に会社提案が否決、取り下げ・撤回された事例、経営トップの選任議案が低賛成率となった事例とその原因、在任期間が長期にわたる社外役員の選任議案への賛否状況もご紹介いただきます。
また、機関設計や任意の指名・報酬委員会の設置状況、独立社外取締役や女性役員の選任状況など、ガバナンス上の注目テーマの動向や、株主から寄せられた質問の内容や傾向についても分析していただきます。
このほか、招集通知の電子化の進展状況、株主総会のバーチャル化、株主総会日の分散状況、障害者への「合理的配慮の提供」の義務化を契機とした総会会場案内地図におけるバリアフリールートの記載、ライブ配信時の字幕表示、手話通訳者の入場許容の明示といった株主総会の運営面についても概観していただきます。
【講師】
三菱UFJ信託銀行 法人コンサルティング部
中川 雅博 様
セミナー資料 | 2024年6月株主総会の状況.pdf |
セミナー動画