2025/07/02 株主提案による経営介入の限界
株主総会で株主による経営陣の解任提案が否決されることは珍しくない。しかし、同じ株主総会で会社側が提出した代表取締役の再任議案まで否決されるというのは極めて異例の事態と言える。2025年6月21日に開催された・・・ このコ … 続きを読む
株主総会で株主による経営陣の解任提案が否決されることは珍しくない。しかし、同じ株主総会で会社側が提出した代表取締役の再任議案まで否決されるというのは極めて異例の事態と言える。2025年6月21日に開催された・・・ このコ … 続きを読む
監査役設置会社から監査等委員会設置会社への移行が広がる一方(2025年5月9日のニュース「監査等委員会設置会社に移行する際の投資家への説明のポイント」参照)、指名委員会等設置会社への移行は伸び悩んでいる。指名委員会等設置 … 続きを読む
上場企業で不正会計があった場合、企業が役員に対し損害賠償を求めることは珍しくない。本質的には不正会計の責任は金額の多寡の問題ではないとはいえ、裁判となった場合、役員の損害賠償責任が認められるかどうかの判断上、金額の重要性 … 続きを読む
コンプライアンス違反が起こる原因の一つとして、チェック体制の甘さがある。「後ろの工程でチェックしてくれるだろう」「前の工程でチェックしているはず」といった“人任せ”のマインドが社内にはびこると、結局「誰もチェックしていな … 続きを読む
紅麹問題で揺れる小林製薬(東証プライム市場に上場)は2025年2月19日に臨時株主総会を開催したが、その結果は小林製薬を利するものとなった。 この臨時株主総会はアクティビストのOasis Japan Strategic … 続きを読む
役職員が転職する際にしばしば問題になるのが、営業秘密の持ち出しだ。マスメディアでも報道されているように、2025年2月3日には、タレントキャスティング会社に勤務する会社員が転職する際に芸能人の契約金などの営業秘密を以前の … 続きを読む
既報のとおり、東京都で全国初となる「カスタマーハラスメント防止条例」(以下、東京都カスハラ防止条例)が制定され、2025年4月から施行されるが(2024年10月16日のニュース「カスハラへの対応ミスで被害者の矛先が会社に … 続きを読む
昨年(2024年)、兵庫県庁の元県民局長が内部告発を行った文書の記載内容の真偽を調べる兵庫県議会の「文書問題調査特別委員会」(百条委員会)や警察内の不正を告発した鹿児島県警の元生活安全部長が国家公務員法違反(守秘義務違反 … 続きを読む
最近は女性役員が増えてきたとはいえ、その多くは女性「社外」役員であり、女性「社内」役員は圧倒的に少ない。経団連の調査によると、プライム市場上場会社とスタンダード市場上場会社の女性役員4350人のうち女性「社内」役員は61 … 続きを読む
メーカーなどの親事業者が下請事業者に「金型」「木型」「治具」等(以下、金型等)を貸与し、製造終了後も(所有権は親事業者のまま)保管させ続けることは珍しくない。製造が一時的に中止となっても、需要が復活すればすぐに製造再開と … 続きを読む