2023/11/20 上場会社役員がタムロン不正経費精算事案から学ぶべきこと

レンズメーカーのタムロン(東証プライム上場)は2023年11月2日に「特別調査委員会の調査報告書」(以下、本調査報告書)を公表したが、上場会社社長が二代続けて行ってきた公私混同の内容とそれに対する弁明が話題を呼んでいる。 … 続きを読む

2023/10/06 社長の交際費に対する内部統制のあり方

部下の交際費を直属の上司がチェックするという内部統制は上場会社であればどこでも行われているが、社長には上司が存在しないため、社長が使った交際費を誰がどのようにしてチェックするのか、各社頭を悩ませていることだろう。交渉の最 … 続きを読む

2023/08/01 雇用調整助成金の不正受給をした上場会社の誤算

コロナ禍で業績が低迷し資金繰りが悪化したものの、雇用調整助成金(コロナ特例)の受給で一息付くことができたという上場会社は少なくないだろう。ようやくコロナ禍が終息しつつある中、コロナ特例を用いた雇用調整助成金の支給は202 … 続きを読む

2022/12/21 内部統制報告制度の改正で経営者に求められる「評価範囲の見直し」

我が国の内部統制報告制度(J-SOX)は、2008年4月1日以後に開始する事業年度から適用されて以来、14年余りが経過しているが、これまで大きな見直しは行われていない。こうした中、経営者による内部統制の評価範囲外において … 続きを読む

2022/11/08 内部統制の評価範囲外から認識された「開示すべき重要な不備」が多発

2008年4月以降の事業年度から適用されている内部統制報告制度(J-SOX)の導入から10余年が経過したが、同制度は企業の経営管理・ガバナンスの向上に一定の効果をもたらしたものの、その実効性には懸念があるとの指摘が聞かれ … 続きを読む

2022/08/01 経営者不正を防ぐ“眼”

企業内で不正が起きた際に必ずと言ってよいほど社内外で投げかけられるのが、その不正は「内部統制」では防げなかったのか、という問いだ。そして、仮にその不正が経営者によるものであれば、「内部統制は経営者不正に対しては無力である … 続きを読む

2021/11/01 デュアルレポーティングを実施していない会社が補充原則4-13③のコンプライに向け検討すべきポイント

東証の新市場区分の選択申請に伴う改訂コーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)に対応したコーポレートガバナンス報告書(以下、CG報告書)の提出期限が(2021年)12月末に迫っている。改訂原則の中で各社が頭を悩ま … 続きを読む

2020/11/06 “一人経理” 子会社のリスクとその防止策

規模の小さい会社では、経理担当者が一人で経理・財務を担う、いわゆる“一人経理”の状態になることも珍しくない。一人経理には様々な問題(下表参照)があることから決して勧められるものではないにせよ、人件費抑制や人材不足のため現 … 続きを読む