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【新任役員向けトレーニングプログラム】機関投資家との対話に向けて

概略

昨今、内外の機関投資家から企業に対する対話・エンゲージメントが急増しています。しかし、企業と投資家とでは視点が違うことから、建設的な対話が行われているとは言えない状況です。そこで本講義では、その視点の違いがどこにあるのかについて解説します。また、機関投資家と言っても一様ではないため、機関投資家の種類と選別についても解説します。さらに、対話の具体例として、経営戦略、財務戦略、コーポレートガバナンス、環境・社会を取り上げ、最後に、協働エンゲージメントについて触れます。

【講師】
柏総合研究所 辻本 臣哉
一橋大学経済学部卒業。ランカスター大学大学院修了(金融学修士)。1989年東京海上火災保険入社。1991年東京海上MC投資顧問(株)で、アナリスト業務を開始、その後アナリストのヘッドを務める。2001年明治ドレスナー・アセットマネジメント(株)に入社。同社調査部長を経て、2007年RCMアジアパシフィック(在香港、現アリアンツ・グローバル・インベスターズ)に、アジア地域(日本を含む)の調査統括として入社。2011年ニッセイアセットマネジメント(株)に移り、2012年にシンガポールに赴任。2013年から、ニッポン・ライフ・グローバル・インベスターズ・シンガポールCEO。10年以上に渡り、アジアおよびグローバルエマージング株を運用する会社を経営する。2023年に帰国し、柏総合研究所を設立、代表取締役に就任。

委員歴
日本CFA協会理事(2012年‐2013年)
経済産業省「伊藤レポート」委員(2013年‐2014年)
「シンガポール・スチュワードシッププリンシパル」委員(2016年‐2023年)
Ambassador of Lancaster University (Japan President) (2022年‐)

資格
日商簿記1級(1989年)
日本証券アナリスト(CMA)(1992年)
中小企業診断士 (資格返上)(1993年)
CFA協会認定アナリスト(CFA)(1999年)
米国公認会計士(Certificate)(2003年)
税理士試験科目合格 簿記論、財務諸表論

所属学会
日本金融学会、証券経済学会、日本経営財務研究学会、日本ファイナンス学会、日本インベスター・リレーションズ学会

【講義時間】32分28秒
【目次】
1 企業と投資家との視点の違い
(1)エージェンシー理論
(2)資本コスト
2 機関投資家
(1)機関投資家の種類
(2)機関投資家の選別
(3)インベスターリレーションズ(IR)の役割
(4)機関投資家の行動
3 対話の具体例
(1)投資家と企業の対話ガイドライン
(2)経営戦略
(3)財務戦略
(4)コーポレートガバナンス
(5)環境(E)・社会(S)
(6)協働エンゲージメント

講義資料 機関投資家との対話に向けて.pdf
講義

機関投資家との対話に向けて
18062b

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