東証上場会社のA社の取締役会において、総務担当取締役から、「来月(2026年10月)から事業主にカスハラ対策が義務化されます。当社でもこれに対応できるよう、ハラスメント防止規程を改正したい」との提案がありました。
これに対し、4人の取締役が次の発言を行いました。誰の発言がGOOD発言でしょうか。
取締役A:「ハラスメント防止規程へカスハラの定義を追加したことを、全社員にメールで知らせれば、法改正への対応としては十分でしょう。」
取締役B:「顧客から暴言や執拗な要求を受けたときに、誰の判断で対応を中断できるのか、誰へエスカレーションするのか、従業員を一人にしない体制や、警察・本社へつなぐ基準まで決めておく必要があります。さらに、こうした対応を現場で実行できるよう、管理監督者を含む従業員への研修・講習等も行っておくべきです。」
取締役C:「従業員を守ることが目的なのですから、従業員が不快だと感じた顧客からの苦情はすべてカスハラとして、以後の顧客対応を断ることにしてはどうでしょうか。」
取締役D:「カスハラ対策を強化して、顧客への対応を断るケースが増えれば、売上の減少につながり、かえって企業価値を毀損するのではないでしょうか。ある程度は顧客との関係維持を優先すべきではないでしょうか。」
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