概略
【WEBセミナー公開開始日】2022年6月4日
人的資本に関する開示を有価証券報告書で求めるという政府の方針に対し、そもそも「人的資本」とは何なのか、なぜそれを開示する必要があるのか、どのように開示すればよいのかなど、企業からは多くの疑問の声が上がっています。
そこで本セミナーでは、金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」のメンバーであり、開示をご専門の一つとされている一橋大学大学院・経営管理研究科教授の円谷昭一先生に、企業が『「人的資本」開示にどう向き合うべきか』とのテーマでご講演いただきます。具体的には、人的資本開示が求められるようになった背景を、データや世界の潮流、企業と投資家の認識のギャップなどを踏まえご説明いただくほか、5月23日に金融庁・金融審議会 ディスクロージャーワーキング・グループが公表した「報告(案)」について、全体像を概観しつつ、特に「人的資本・多様性」に関する開示にフォーカスして解説していただきます。また、そもそも人的資本とは何なのか、どのように開示すればよいのかという本質的な問題にも踏み込んでいただきます。我が国で最も早くスキル・マトリックスに着目した研究者である円谷先生は、「人的資本」(に関する)項目がスキル・マトリックス項目にある日本企業の少なさに問題意識を抱かれているほか、人事部門長(CHRO)と投資家との接点・意見交換を増やすべきとのご意見もお持ちです。法定開示にとどまらない人的資本への取り組みのあり方についても語っていただきます。
【講師】
一橋大学大学院・経営管理研究科教授
円谷 昭一(つむらや しょういち)様
セミナー資料 | 「人的資本」開示にどう向き合うべきか.pdf |
セミナー動画