2015/11/25 追徴課税に対する取締役の責任

 大手企業による税金(主に法人税)の申告漏れのニュースをしばしば新聞報道で見かけるが(多くの場合、社会面(スキャンダルとしての扱い)で取り上げられていることも興味深い)、大手企業ともなれば、追徴課税額が天文学的な数字とな … 続きを読む

2015/11/24 著作権のTPP、“青空文庫問題”は解決も「非親告罪化」で新たな懸念

(2015年)10月5日に大筋合意に至ったTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の交渉で、農作物、自動車などとともに注目を集めていたのが「著作権」だ。TPP交渉は当然ながら秘密裏に進められてきたが、著作権を含む知的財産関 … 続きを読む

2015/11/18 領収書の“スマホ撮影”容認へ、問われる不正防止のための管理体制

上場企業による組織的で大規模な不正がしばしば世間を騒がせる一方で、一従業員による “身近な不正”と言えるのが、領収書の改ざんや偽造だ。金額欄に記載のない白紙領収書を発行してくれる飲食店を頻繁に接待で使用し、金額欄に実際に … 続きを読む

2015/11/13 TPPは独禁法リスクに直面した企業の対応を変えるか?

 難航していたTPP協定(環太平洋パートナーシップ協定)締結協議が大筋合意に達してから約1か月経ち、長い間ベールに包まれていた協定内容の概要がようやく先日(平成27年11月5日)公表された(環太平洋パートナーシップ協定( … 続きを読む

2015/11/10 ビッグデータ活用のボトルネック「著作権法」に改正の動き

 デジタル・ネットワーク技術の発展は日進月歩であり、ベンチャー企業のみならず、伝統企業でも従来のビジネスモデルとこれらの技術を組み合わせた新しいサービスを顧客に提供し始めているところは多い。特に、“ビッグデータ”と言われ … 続きを読む

2015/11/06 グループ経営の波は「弁護士法」の壁を越えられるか?

 子会社の法令違反やコンプライアンス上の問題によって、親会社の業績やレピュテーションに影響が生じることは多く、グループ経営を考える上で、「子会社の法務リスクをどのように管理するのか」は極めて重要な問題である。  規模の大 … 続きを読む

2015/10/27 不祥事発見に必要な社外取締役の視点

 このところ企業の不祥事が相次いでいるが、不祥事が発生するたびに浮上するのが「社外取締役が機能していなかったのでは?」という論調だ。現実問題として、社外取締役が不祥事を発見するのは容易ではないケースが少なくないが、最近の … 続きを読む

2015/10/21 形骸化する内部通報制度

企業の不祥事が発生するたびにガバナンスの欠如が指摘される。ガバナンスを改善するための仕組みの1つがコーポレートガバナンス・コードだが、不祥事を防止するという観点からすると、独立社外取締役や政策保有株式など一般に関心の高い … 続きを読む

2015/10/19 合理的な「発明の対価」決定のためのガイドライン策定が本格化

従業者が職務上行なった発明(=職務発明)を従来の「従業者帰属」から「法人帰属」へと転換させるパラダイムシフト的な特許法の改正が今年(2015年)7月に実現したが、企業にとって残された課題となっているのが「対価」の問題だ( … 続きを読む

2015/10/16 「もう一つのコーポレートガバナンス」が来年から本格実施へ

 コーポレートガバナンスというと最近では「コーポレートガバナンス・コード」が真っ先に頭に浮かぶが、・・・ このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。 ※まだログインがお済みでない場合は … 続きを読む