2016/07/04 後継者選びの視点

日本経済新聞の『私の履歴書』では経営トップの交替劇がしばしば登場するが、現トップが内々に後継者に打診し、固辞する後継者を説得して交代に至る、というパターンが少なくない。しかし、これは読み物としては面白くても、後継者決定プ … 続きを読む

2016/06/30 (新用語・難解用語)ワーク・ライフ・ミックス

人事・労務用語として定着している「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)は、「仕事」と「私生活」を切り離して考え、このうち仕事の時間を短縮し、その分私生活の充実を図るという意味で語られることが多い。実際、長時間労 … 続きを読む

2016/06/29 経産省がガバナンスの新研究会立ち上げ、議論の方向性は?

昨年(平成27年)7月に報告書を出してその活動を終えた経済産業省の「コーポレート・ガバナンス・システムの在り方に関する研究会」は、法務省の合意の下、取締役会への上程事項の削減、報酬債権の現物出資を使った株式報酬の導入、D … 続きを読む

2016/06/28 川崎汽船株の大量取得、買収防衛策を廃止していなければ違う結果に?

株式会社ベストムーブ 代表取締役 大島 真一 2016年6月21日に関東財務局に提出された大量保有報告書(変更報告書)によって、東証一部に上場する海運大手の川崎汽船株式会社に対するエフィッシモ・キャピタル・マネージメント … 続きを読む

2016/06/27 決算短信・四半期決算短信改正が企業に与える具体的な影響

証券取引所の規則により開示が要請されている決算短信や四半期決算短信は、金融商品取引法による「法定開示書類」である有価証券報告書や四半期報告書の記載内容と重複箇所が多いことなどから、記載内容の見直しが行われることになったの … 続きを読む

2016/06/24 「同一の監査人による監査期間」の開示が制度化された場合の企業への影響

投資家は“見えないもの”に対して不信感を抱く傾向がある。会計監査も例外ではない。上場企業が提供する財務情報の正確性を担保し、資本市場を支える重要な機能を果たす会計監査に関する情報は、本来投資家にとって有用性が高いはずだが … 続きを読む

2016/06/23 (新用語・難解用語)(非価格制限行為の)セーフ・ハーバー基準

メーカーと当該メーカーの商品を取り扱う流通業者との“縦の関係”において、メーカーが流通業者(卸売業者や小売業者)に対し、販売価格、取扱い商品、販売地域、取引先などを制限する行為を「垂直的制限行為」というが、垂直的統合には … 続きを読む

2016/06/21 独立社外取締役ゼロの会社はどうエクスプレインしたか

東証が先週金曜日(2016年6月21日)に公表した「東証上場会社における独立社外取締役の選任状況<速報>」によると、東証一部上場会社のうち独立社外取締役を選任している会社は96.2%にも達している。これは「2016年6月 … 続きを読む