2014/06/30 狙われる営業秘密、国に求められる対策は?
昨今、海外の競合企業から、わが国企業の営業秘密が不正に取得・使用される懸念が高まっている。新日鐵住金や東芝が、韓国企業を相手に訴訟を提起したニュースは記憶に新しい。 「営業秘密」には、いわゆる顧客名簿のような営業戦略 … 続きを読む
昨今、海外の競合企業から、わが国企業の営業秘密が不正に取得・使用される懸念が高まっている。新日鐵住金や東芝が、韓国企業を相手に訴訟を提起したニュースは記憶に新しい。 「営業秘密」には、いわゆる顧客名簿のような営業戦略 … 続きを読む
政府は今週(2014年6月24日)、「日本再興戦略(2013年6月に出されたものの改訂版)」を閣議決定したが、その中に、企業経営に影響を与えそうな開示関連の政策が3つ盛り込まれている。 まずは、有価証券報告書における … 続きを読む
昨年(2013年)秋の臨時国会において、米国でいうクラスアクションに相当する集団訴訟を可能にする法律「消費者裁判手続特例法」が成立したが(施行は2013年12月11日の公布日から3年以内)、米国のような濫訴*を防ぐため … 続きを読む
買収防衛策(ライツプラン*1、ポイズンピル*2)の導入を諮る株主総会議案に対して、機関投資家が議決権行使で反対票を投じるケースが目立っている。5月20日から6月20日に提出された臨時報告書によると、買収防衛策の導入議案 … 続きを読む
東京都議会における女性議員に対するヤジが大きな社会問題になっているが、批判の声は日本国内にとどまらず、早くから女性の社会進出に取り組んできた欧米からも上がっている。今回の一件が日本社会に対するイメージダウンにつながった … 続きを読む
日本の企業会計基準委員会(ASBJ)が検討を進めている「修正版IFRS(仮称)」の策定作業が大詰めを迎えている。修正版IFRSでは、「のれん」や「その他の包括利益(OCI)*1のリサイクリング*2」の取扱いに関しては現 … 続きを読む
上場会社等に社外取締役の選任を強く促す改正会社法の今国会での成立が確実となったことを受け、上場会社による社外取締役の選任が加速している。東証によると、社外取締役を選任する東証一部上場会社の割合は、2013年8月の61% … 続きを読む
年金制度を確定給付年金から確定拠出年金に変更する上場企業は少なくないが、確定拠出年金の受給額は、必ずしも運用の専門家でない受給者個人が選択した運用方法・方針に左右されるため、運用の失敗により退職後の生活が脅かされかねな … 続きを読む
機関投資家の間で、日本版スチュワードシップ・コード(「責任ある機関投資家」の諸原則。以下「日本版コード」)の受け入れが進んでいる。金融庁は先週(2014年6月10日)、2月に確定した日本版スチュワードシップ・コードの受 … 続きを読む
多くの部門が存在する大手企業では、どうしても部門ごとの“セクト主義”に陥りがちだ。しかし、企業のリスクマネジメント上、このセクト主義がいかに問題であるかは、これまで起きた企業不祥事が物語っている。 例えば、2008年 … 続きを読む