従来の「Mr(ミスター)」「Ms(ミズ)」「Mrs(ミセス)」「Miss(ミス)」に代わり、性別を問わず使うことができる敬称。「ミクス」と読む。LGBTなど、性別を明確にしたくない人や、自分は男性でも女性でもないと感じている人が利用する。「Mx」という表記は、xに「不明」という意味があることに由来する。今年(2015年)8月には世界的に有名なオックスフォード英語辞典にこの「Mx」が追加された。欧米では実際に役所や大手銀行の手続きで「Mx」が使われ始めており、今後は一般企業にも広がっていくことが予想される。いずれは日本社会・日本企業でも利用の可否が検討される時が来るであろう。
LGBT : レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)を総称する造語。近年、ダイバーシティの文脈の中で、ビジネスシーンにおいても使われる機会が増えている。
欧米企業では、CSR(企業の社会的責任)や「幅広い顧客ニーズをとらえる」といったビジネス上のニーズから役職員のダイバーシティ(多様性)が推進されており、その一環としてLGBTへの取組みも進んでいる。最近は、・・・
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