大手広告代理店の新入社員が過労自殺した事件もあり、過重労働防止に関する規制が厳しくなりつつある。こうしたなか注目されているのが、「勤務間インターバル制度」だ。勤務間インターバル制度とは、終業から翌日の始業まで一定の時間を空けることとするもので、「24時間につき最低連続11時間の休息期間を付与」することとしているEUの労働時間指令(1993年制定、2000年改正)第1項を参考にした制度である。
例えば、所定就業時間が午前9時から午後6時までの会社で「インターバル」を11時間設けた場合、・・・
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