取締役会議長の指示に従い、コーポレート・ガバナンス実務、取締役会・各種委員会の運営、ガバナンス・コミュニケーションなどを一元的に担う社内専門職のこと。カンパニー・セクレタリーは、例えば取締役会議長など特定の者に仕えるのではなく、企業のコーポレート・ガバナンス全体に貢献する役割を担っている。取締役にとってのカンパニー・セクレタリーは、取締役就任時のガイダンス や取締役会・委員会内部の情報共有を主導するほか、場合によっては取締役が専門知識を研鑽するためのトレーニングをサポートしてくれる頼もしい存在だ。
ガバナンス・コミュニケーション : 企業と株主の対話のこと
英国や米国ではカンパニー・セクレタリーの同業者団体が組織化されているほど、カンパニー・セクレタリーは職業として確立されたものとなっている。一方、日本ではまだ馴染みが薄く、・・・
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