周知のとおり、2021年4月1日以後に開始する事業年度から「収益認識に関する会計基準(企業会計基準第29号)」(以下、収益認識基準)が適用される。収益認識基準とは、売上(収益)の計上や開示についてのルールを定める会計基準であり、収益認識基準が適用されるようになると、企業にとっては開示事項が大幅に増えることになる(2019年12月3日のニュース「重要会計基準改正解説第二弾 収益認識注記の要否は企業の判断次第」参照)。その一つが「顧客との契約から生じる収益」だ。
収益認識基準における開示では、・・・
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