企業不祥事を防止するうえで重要な役割を果たしてきた内部統制制度だが、最近の企業不祥事の中には、事業部門のコンプライアンス意識が希薄であったり、管理部門や内部監査部門によるチェック機能が不全であったりといったことが原因で、内部統制システムが実効的に運用されていないことにより引き起こされているとの指摘が聞かれる。こうした中で注目を集めているのが、内部統制と、ガバナンスおよび全社的なリスク管理を一体的に整備・運用しようという「3線モデル」と呼ばれるフレームワークだ。・・・
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