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(新用語・難解用語)KPI

 どの企業にも「経営目標」があるが、経営陣は単に経営目標を掲げるだけでなく、「それを達成するために何をすればよいか」まで示す必要がある。例えば、エンターテイメント事業を展開する会社が、「人々の笑顔を増やしたい」という経営目標(「経営理念」とも言える)を立てたとする。非常にロマンにあふれる経営目標だが、一方で、これを達成するためには施設の追加やメンテナンス、イベント開催などを継続的に実施するために必要になる多額のキャッシュを稼ぎ出さなければならないという“現実”がある。

 多額のキャッシュを稼ぐためには、来場者数を増やさなければならないし、客1人あたりの単価を上げる必要もあるだろう。

 これらのうち、KPI(Key Performance Indicators=重要業績評価指標)に該当するのが、「来場者数」や「客1人あたりの単価」だ。一方、「キャッシュ(キャッシュ・フロー)」はKGI(Key Goal Indicator=重要経営目標達成指標)に該当する。要するに、KGIとは経営目標に関する“大きな指標”であり、KPIとはKGIを達成するための“小さな指標”あるいは“中間目標”と理解すればよい。したがって、KGIを達成するためには、KPIをしっかり管理しなければならないということになる。

 KGIもKPIも数字で表わされる「定量的な指標」である点に大きな特徴がある。上述した以外のKGIの例としては・・・

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