あるものの中身や真実が外部からは明確には見えないという状況の中で、外部に対し何らかのシグナル(サイン、メッセージ)を発することにより、それらをイメージさせること。企業経営上は、マーケティング、人事、株価対策など様々なシーンで用いられる。
マーケティングにおいては、例えば化粧品など、その品質の良し悪しが外観からだけでは判断しにくい(要するに、使ってみないと分からない)商品の購入を促進するため、価格、パッケージ、店舗の立地や豪華さなどのシグナリング効果が利用される。価格を例にとると、ある程度高価な方が消費者に「品質が高いのではないか」との想像をかき立てやすい。ここでは「高価格」がシグナリング効果を発揮している。CMに著名人を起用するのもシグナリング効果を狙ったものである。
人事におけるシグナリング効果の活用シーンの典型例として挙げられるのが・・・
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