不正解です。
確かに、国内系運用機関には投資先との資本関係やビジネス関係といった“しがらみ”があることから、議決権行使で反対票を投じにくい状況があるのは事実です。
一方で、2月に確定した日本版スチュワードシップ・コードの受入れを表明した機関投資家は、2014年5月末現在で127にのぼっています(「日本版スチュワードシップ・コードによる議決権行使厳格化で「否決」増加も」参照)。
今後、年金基金は運用委託先である機関投資家に対し、厳格なスタンスによる議決権行使を強く要求するとみられ、機関投資家としても委託元の要求に従わざるを得ないものと思われます。その結果、買収防衛策の導入や役員退職慰労金の支給など、資本市場が特に注目している議案については、否決(もしくは撤回)される事例が増加することが予想されます。
投資される側の立場にある上場会社としては、機関投資家とのエンゲージメントを重ね、機関投資家側に会社への理解を深めてもらうとともに、機関投資家側の要求に一つひとつ応えていくことで、ガバナンスの向上を図っていく必要があります。
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2014/06/18日本版スチュワードシップ・コードによる議決権行使厳格化で「否決」増加も(会員限定)
