不正解です。
日本企業が「段階的な権利確定」のようなグローバル・プラクティスに沿った株式報酬制度を導入しようとしても、問題文のとおり株主総会での賛成率がかなり低くなりうることを覚悟しなければならないと言われています。というのも、議決権行使助言会社のガイドラインや国内機関投資家の議決権行使基準では、株式報酬の待期期間を「最低2年」もしくは「3年以上」と定めているケースが多く、上述の「段階的な権利確定」タイプの株式報酬はこれらの議決権行使基準よりも早く権利確定が始まってしまうため、機械的に議決権行使されると反対票が投じられることになるからです。日本企業が国内外のベスト&ブライテスト(best and brightest)な人材が集う組織を作り上げるためには、より魅力的な株式報酬制度の導入に向け、企業・投資家ともに従来の考え方を次のフェーズに移行させるべき時期に来ていると言えそうです。
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2022年5月19日 欧米に大きく遅れをとる日本企業の株式報酬と投資家等の議決権行使基準(会員限定)
