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【2015年5月の課題】D&O保険(会社役員賠償責任保険)

2015年5月の課題

 会社法改正やコーポレートガバナンス・コードの導入により、貴社では、現在1人しかいない社外取締役を増やすことにしましたが、過去に取引先から訴訟を提起されたことや近年の業績不振のため「社外取締役が損害賠償責任を問われるリスクが高い」と思われているせいか、なかなか引き受け手が見つかりません。

 そこで貴社では、社外取締役のリスクを軽減するため、社外取締役との間で責任限定契約を締結するとともに、D&O保険(会社役員賠償責任保険)に加入することにしました。

 ただ、D&O保険でカバーされる範囲は保険会社によって異なるようですし、D&O保険に入りさえすれば、あらゆるリスクを防止できるというわけでもなさそうです。

 あなたは取締役として、どのようなリスクを想定し、それに対してどのような備えをするべきでしょうか。

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