2020年2月の課題
最近、上場子会社を対象としたものをはじめ、資本市場ではTOBが提案されるケースが目に付くようになっています。従来のTOBは友好的なものが中心であり、当初提案どおりにTOBが成立することを前提に、「全部買付け」か「一部買付け」かの違いくらいしか見られませんでした。しかし、このところ、全部買付けか一部買付けかに加えて、敵対的か友好的か、対抗提案はあるのか、条件の変更(価格の引き上げや買い付け株数の変更)の可能性はあるのか、成立可能性はどの程度あるのかなど、TOBのシナリオは複雑になってきています。自社がTOBのターゲットとなった場合、経営陣としてはどのような対応を図るべきか、予想される機関投資家の動きを念頭に置きながら考えてみてください。
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