2024年7月の課題
上場企業は、アセットマネジメント会社から様々なエンゲージメントを受けていることでしょう。エンゲージメントにおいて頻繁に議論されるのが、コーポレートガバナンスに関するテーマです。最近は、独立社外取締役の選任、指名委員会・報酬委員会の設置、ジェンダーを中心としたダイバーシティ、取締役のスキルなどについて厳しい指摘を受けることが多くなっています。
こうしたコーポレートガバナンスの改善は、確かに企業価値・株主価値向上の観点からも極めて重要なものではあります。しかし、そもそも上場企業にコーポレートガバナンスの改善を要求できるほどアセットマネジメント会社のコーポレートガバナンスは進んでいるのか、との声も少なからず聞かれます。エンゲージメントを行うアセットマネジメント会社、特に日系大手のアセットマネジメント会社のコーポレートガバナンスはどうなっているのか、その問題点を考えてみてください。
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