不正解です。
補欠役員は、「常勤監査役」や「代表取締役」といった特定の役員の補欠役員として選任したり、補欠の「社外取締役」や「社外監査役」として選任することもできます。以上より、問題文は正しいです。
ケーススタディを再確認!
「役員辞任により役員に欠員が出てしまった」の「役員の辞任に備えてやっておくべきこと」はこちら
不正解です。
補欠役員は、「常勤監査役」や「代表取締役」といった特定の役員の補欠役員として選任したり、補欠の「社外取締役」や「社外監査役」として選任することもできます。以上より、問題文は正しいです。
ケーススタディを再確認!
「役員辞任により役員に欠員が出てしまった」の「役員の辞任に備えてやっておくべきこと」はこちら
正解です。
補欠役員は、「常勤監査役」や「代表取締役」といった特定の役員の補欠役員として選任したり、補欠の「社外取締役」や「社外監査役」として選任することもできます。以上より、問題文は正しいです。
ケーススタディを再確認!
「役員辞任により役員に欠員が出てしまった」の「役員の辞任に備えてやっておくべきこと」はこちら
不正解です。
問題文のとおり、株式会社の役員の辞任により役員の員数を欠くことになる場合には、当該役員は後任の役員が就任するまでは辞任後も従前どおり役員としての権利を有するとともに、義務も負い続けることとなります(問題文は正しいです)。
ケーススタディを再確認!
「役員辞任により役員に欠員が出てしまった」の「役員の辞任に備えてやっておくべきこと」はこちら
正解です。
問題文のとおり、株式会社の役員の辞任により役員の員数を欠くことになる場合には、当該役員は後任の役員が就任するまでは辞任後も従前どおり役員としての権利を有するとともに、義務も負い続けることとなります(問題文は正しいです)。
ケーススタディを再確認!
「役員辞任により役員に欠員が出てしまった」の「役員の辞任に備えてやっておくべきこと」はこちら
文責:株式会社エルテス 執行役員 安達 亮介
執筆協力:ソーシャルリスク総研 研究員 横田 潤
先日、ある上場企業の株価が短期間で半値近くまで急落しました。その背景には、消費者に損失を与えかねない複雑な契約形態について、ユーザーがソーシャルメディア上で批判したことに端を発する“騒動”があります。その後も同社のビジネスモデルの問題点が、従業員等の関係者と思われる人々から次々とソーシャルメディアを含むインターネット上に告発されるなど、この騒動は未だに収まる気配を見せていません。このような、いわゆる“ネット炎上”は、企業経営を左右しかねないリスクとして、経営陣にとって喫緊の経営課題になっているといっても過言ではありません。
図表1のとおり、日本におけるソーシャルメディアの利用者数は増加の一途をたどっており、2016年末には7000万人弱、インターネット利用者の実に3人に2人がソーシャルメディアを利用するという状況になることが見込まれています。
図表1 日本におけるソーシャルメディア利用者数と利用率の推移

出典:ICT総研
ソーシャルメディア利用者の増加と比例するように、ネット炎上の件数も増加しています。特に、スマートフォン、Twitter、FacebookといったSNSのツールが普及した2011年以降は、炎上に至るまでの情報の拡散量、拡散スピードは飛躍的に高まっています。また、「まとめサイト」と呼ばれる、話題のトピックに関する2ちゃんねるやTwitter上での反応を抽出したサイトに情報がまとめられると、その情報がソーシャルメディア上で再び拡散され、炎上のスピードが跳ね上がる傾向があります。
エルテスの調べでは、炎上件数は2015年にはじめて年間1000件を突破し、今後も増加傾向が続くと見込まれています。
図表2 炎上件数の推移
では、企業が実際にネット炎上に遭ってしまった場合、どういった被害の発生が想定されるのでしょうか。
最も影響が甚大なのは、企業のレピュテーションへのダメージ、具体的には、企業イメージや企業価値の毀損です。従来から見られるマスメディアから批判されることと、昨今のソーシャルメディア上で批判されることの違いは、後者では、ネット炎上を引き起こした原因や顛末、世間の反応などを含めたネガティブな情報が半永久的に残るという点です。
マスメディアによる批判はその瞬間、絶大な影響力を持ちますが、次の話題が現れればたちまち世間から忘れ去られます。一方、ソーシャルメディアでの告発を発端とする爆発的な批判の集中(=ネット炎上)がひとたび起こると、その痕跡はインターネット上に残り続けます。実際、数年経ってから企業名や商品名を検索しても、いまだにネット炎上を引き起こした事態の詳細がインターネット上に残っているということが少なくありません。この場合、長期にわたって企業のレピュテーションにダメージを与え、その結果、顧客離れ、売上低下、取引の敬遠、さらには採用活動への悪影響などにつながることも考えられます。
また、炎上の原因に深く関与した個人がインターネットユーザーによる攻撃の標的になるケースもよくあります。具体的には、複数の情報を組み合わせることで、実名、住所、勤務先、家族構成、写真などの個人情報が割り出され、インターネット上に掲載されます。炎上の元となった個人や企業の関係者に攻撃を加えることによって、ある種の“社会的制裁”を与えようというのが、インターネットユーザーの狙いです。後述するように、こうした情報は弁護士を介して削除要請を出すなどして消していくことは可能ですが、ひとたび掲載されてしまうと大量にコピーサイトが作成されるため、“いたちごっこ”状態となって最後は泣き寝入りせざるを得なくなるというケースも多く見受けられます。上述した企業そのもののネット炎上と同様に、数年経ってもインターネット上に痕跡が残ってしまうことは多々あります。
| チェックリスト | チェックリストはこちら |
|---|
このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。
罫線が印刷されない場合はこちら
| チェック事項 | 備考 | 対応未了 | 対応済 |
|---|---|---|---|
| “ネット炎上”のパターンを理解しているか。 | 企業の公式アカウントや社長アカウントが炎上するパターンのほか、社員による失言、騒動への対応ミス、情報漏えい、商品やサービスに対する消費者からのクレーム、役員に対する悪口、採用活動などが“ネット炎上”のきっかけになることが多い。 | ||
| 企業の公式アカウントによりソーシャルメディアで情報発信する場合には、「投稿に使用する端末を限定する」「投稿前に他者にチェックしてもらう」といったルールを設けているか。 | 過去には、私的なアカウントに投稿しようとした内容を誤って企業の公式アカウントに投稿してしまい、炎上につながったケースがある。 | ||
| 社長アカウントへの投稿をチェックする体制はあるか。 | 社長アカウントは公的-私的の境界線が曖昧であり、また、部下などが投稿前のチェックを実施しづらいことなどが、炎上のリスクを高める一因となっている。 | ||
| 既に騒動になっている事象について謝罪会見を行ったり、謝罪文を公開したりする場合は、それがソーシャルメディア等で話題になることを前提に、文面、テーマ、タイミングなどを慎重に検討しているか。 | 騒動への対応ミスをきっかけに“ネット炎上”に至ることもある。 | ||
| ソーシャルメディアによる情報漏えいリスクを社員に認識させているか。 | 過去には、社員がお弁当の写真をTwitterに投稿した際に重要書類の一部が映り込んでいた事例や、電車内や飲み会の席でした業務上の話を耳にした周りの人が話の内容をソーシャルメディア上に投稿したというケースもある。 | ||
| 自社の「ソーシャルメディアポリシー(行動指針)」を策定し、それを社員に浸透させるためのソーシャルメディア研修を定期的に実施しているか。 | ソーシャルメディアの利用を制限するよりも、社員にそのリスクを十分認識させた方が、ネット炎上を回避するうえでは効果がある。また、書き込みの削除に時間とコストをかけても、根本的な解決策とはならない。 | ||
| 既に騒動になっている事象について謝罪会見を行ったり、謝罪文を公開したりする場合は、それがソーシャルメディア等で話題になることを前提に、文面、テーマ、タイミングなどを慎重に検討しているか。 | 騒動への対応ミスをきっかけに“ネット炎上”に至ることもある。 | ||
| ソーシャルメディアに消費者等からのクレームが掲載された場合、その後の企業の対応まで逐一ソーシャルメディア上に書き込まれ報告される可能性があることを社員に理解させているか。 | そこで不適切な対応をとれば、さらに炎上規模を拡大させてしまうことになる。 | ||
| 自社や商品・サービスがソーシャルメディアをはじめとするインターネット上でどのように語られているのかを、定期的に調べているか。 | ネガティブな文脈で語られていることが多いようであれば、本格的に対策を考える必要がある。 | ||
| ソーシャルメディア上の“トレンド”を把握しているか。 | 同じトピックでも、時期によって大炎上に発展することもあれば、全く話題にならないこともある。 | ||
| 企業として、消費者や就職活動をしている学生などに誠実に向き合う姿勢があるか。 | 騒動への対応ミスをきっかけに“ネット炎上”に至ることもある。 |
ケーススタディ役員実務「“ネット炎上”リスクを軽減したい(会員限定)」はこちら
文責:株式会社エルテス 執行役員 安達 亮介
執筆協力:ソーシャルリスク総研 研究員 横田 潤
先日、ある上場企業の株価が短期間で半値近くまで急落しました。その背景には、消費者に損失を与えかねない複雑な契約形態について、ユーザーがソーシャルメディア上で批判したことに端を発する“騒動”があります。その後も同社のビジネスモデルの問題点が、従業員等の関係者と思われる人々から次々とソーシャルメディアを含むインターネット上に告発されるなど、この騒動は未だに収まる気配を見せていません。このような、いわゆる“ネット炎上”は、企業経営を左右しかねないリスクとして、経営陣にとって喫緊の経営課題になっているといっても過言ではありません。
図表1のとおり、日本におけるソーシャルメディアの利用者数は増加の一途をたどっており、2016年末には7000万人弱、インターネット利用者の実に3人に2人がソーシャルメディアを利用するという状況になることが見込まれています。
図表1 日本におけるソーシャルメディア利用者数と利用率の推移

出典:ICT総研
ソーシャルメディア利用者の増加と比例するように、ネット炎上の件数も増加しています。特に、スマートフォン、Twitter、FacebookといったSNSのツールが普及した2011年以降は、炎上に至るまでの情報の拡散量、拡散スピードは飛躍的に高まっています。また、「まとめサイト」と呼ばれる、話題のトピックに関する2ちゃんねるやTwitter上での反応を抽出したサイトに情報がまとめられると、その情報がソーシャルメディア上で再び拡散され、炎上のスピードが跳ね上がる傾向があります。
エルテスの調べでは、炎上件数は2015年にはじめて年間1000件を突破し、今後も増加傾向が続くと見込まれています。
図表2 炎上件数の推移
では、企業が実際にネット炎上に遭ってしまった場合、どういった被害の発生が想定されるのでしょうか。
最も影響が甚大なのは、企業のレピュテーションへのダメージ、具体的には、企業イメージや企業価値の毀損です。従来から見られるマスメディアから批判されることと、昨今のソーシャルメディア上で批判されることの違いは、後者では、ネット炎上を引き起こした原因や顛末、世間の反応などを含めたネガティブな情報が半永久的に残るという点です。
マスメディアによる批判はその瞬間、絶大な影響力を持ちますが、次の話題が現れればたちまち世間から忘れ去られます。一方、ソーシャルメディアでの告発を発端とする爆発的な批判の集中(=ネット炎上)がひとたび起こると、その痕跡はインターネット上に残り続けます。実際、数年経ってから企業名や商品名を検索しても、いまだにネット炎上を引き起こした事態の詳細がインターネット上に残っているということが少なくありません。この場合、長期にわたって企業のレピュテーションにダメージを与え、その結果、顧客離れ、売上低下、取引の敬遠、さらには採用活動への悪影響などにつながることも考えられます。
また、炎上の原因に深く関与した個人がインターネットユーザーによる攻撃の標的になるケースもよくあります。具体的には、複数の情報を組み合わせることで、実名、住所、勤務先、家族構成、写真などの個人情報が割り出され、インターネット上に掲載されます。炎上の元となった個人や企業の関係者に攻撃を加えることによって、ある種の“社会的制裁”を与えようというのが、インターネットユーザーの狙いです。後述するように、こうした情報は弁護士を介して削除要請を出すなどして消していくことは可能ですが、ひとたび掲載されてしまうと大量にコピーサイトが作成されるため、“いたちごっこ”状態となって最後は泣き寝入りせざるを得なくなるというケースも多く見受けられます。上述した企業そのもののネット炎上と同様に、数年経ってもインターネット上に痕跡が残ってしまうことは多々あります。
| チェックリスト | チェックリストはこちら |
|---|
東証上場企業のうち従業員持株会を導入している企業の比率は9割近く(2016年3月末で89%)あり、おおむね導入済みと言える状況だが、導入済みの企業における次の課題は「奨励金の額の引き上げ」と言えそうだ(奨励金についてはケーススタディ「【株価】株価が安すぎるのでは?」の「(5)持株会の利用」を参照)。
東証上場企業のうち従業員持株会を導入している企業の比率は9割近く : 2016年3月末現在の東京証券取引所に上場している内国企業3,508社のうち、大和証券、SMBC 日興証券、野村證券、みずほ証券及び三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の5社のいずれかと事務委託契約を締結している従業員持株制度を有する3,123社の割合。
従業員持株会の拠出金への奨励金とは、企業が従業員持株会の加入者である従業員に対し、持株会を通じた株式取得に際して付与する金銭のこと。奨励金は、税務上、従業員に対する給与として扱われる(源泉所得税が課税される)。支給される奨励金の額に法的に明示された上限額は存在しないが、日本証券業協会の「持株制度に関するガイドライン」によると「福利厚生制度の一環として取り扱われる範囲内において、定時拠出金に関して一定比率を乗じた額又は一定額の奨励金を付与することができる」とされている。
では、「福利厚生制度の一環として取り扱われる範囲内」とは具体的にどの程度の奨励金の支給額を指すのであろうか。この点について公的なガイダンス・・・
このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。
東証上場企業のうち従業員持株会を導入している企業の比率は9割近く(2016年3月末で89%)あり、おおむね導入済みと言える状況だが、導入済みの企業における次の課題は「奨励金の額の引き上げ」と言えそうだ(奨励金についてはケーススタディ「【株価】株価が安すぎるのでは?」の「(5)持株会の利用」を参照)。
東証上場企業のうち従業員持株会を導入している企業の比率は9割近く : 2016年3月末現在の東京証券取引所に上場している内国企業3,508社のうち、大和証券、SMBC 日興証券、野村證券、みずほ証券及び三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の5社のいずれかと事務委託契約を締結している従業員持株制度を有する3,123社の割合。
従業員持株会の拠出金への奨励金とは、企業が従業員持株会の加入者である従業員に対し、持株会を通じた株式取得に際して付与する金銭のこと。奨励金は、税務上、従業員に対する給与として扱われる(源泉所得税が課税される)。支給される奨励金の額に法的に明示された上限額は存在しないが、日本証券業協会の「持株制度に関するガイドライン」によると「福利厚生制度の一環として取り扱われる範囲内において、定時拠出金に関して一定比率を乗じた額又は一定額の奨励金を付与することができる」とされている。
では、「福利厚生制度の一環として取り扱われる範囲内」とは具体的にどの程度の奨励金の支給額を指すのであろうか。この点について公的なガイダンスはない。ただ、奨励金支給額があまりに多額であれば利益供与に該当するリスクがある。そこで、実務上は東京弁護士会会社法部「利益供与ガイドライン」の中の「3%ないし20%の程度であれば問題ないと思われる」との記述を頼りに、「20%」が「福利厚生制度の一環」として”問題なし”の奨励金水準の上限として取り扱われている。もちろん「20%」を超えたからと言って、ただちに問題が発生するわけではなく、上述したとおり利益供与に該当するリスクが高まるに過ぎない。実際、東京証券取引所が2016年9月30日に公表した「2015年度従業員持株会状況調査」によると、拠出金1,000円につき「200円以上」の奨励金を支給している東証上場企業は137社存在する(このうち200円“超”の企業数は残念ながら非公表)。2005年の調査では「200円以上」の奨励金を支給している上場企業は38社にとどまっており、年々増加していることがわかる。奨励金支給額を増額する企業数の増加に伴い、拠出金1,000円当たりの奨励金平均支給額も、前年度(2014年度)調査時の78.68円から80.04円に増加している。拠出金1,000円当たりの奨励金平均支給額が80円を超えたのは、東証が奨励金支給状況の調査を開始した1999年以降初めてだ。
利益供与 : 「株式会社は、何人に対しても、株主の権利の行使に関し、財産上の利益の供与(当該株式会社またはその子会社の計算においてするものに限る)をしてはならない」という会社法上の制限
奨励金 : 東証の調査では、買付手数料や事務委託手数料に対する補助を除いている。
奨励金平均支給額が増加する一方で、従業員持株会への加入率は減少傾向にある。2005年には46.71%あった加入率は、2015年度には39.96%にまで減少している。その背景には、終身雇用制度が崩れてきたことがと考えられる。
上場企業における従業員持株会は、相場が日々変動する株式をドルコスト平均法により取得するため、長期的投資に向いた手法であり、加入する従業員に資産形成を促す。また、従業員持株会への加入は従業員に自社の株価を意識させる契機となり、従業員への長期インセンティブにもなる。一方、企業にとっては、株式市場における安定的な買い手兼安定株主として機能する。従業員持株会への奨励金が高額化の背景には、「福利厚生制度の一環」という建前を維持しつつも、従業員持株会が株式市場で果たす役割への企業の期待感があるのは間違いない。従業員持株会の加入率低下に悩む上場企業の経営陣は、奨励金の支給額の増額を検討しておきたいところだ。
ドルコスト平均法 : 定期的に同額の資金を拠出する投資方法。値上がり時の購入数が減り、値下がり時の購入数が増えるため、短期的な時価変動に振り回されることがなく、長期的投資に向いていると言われる。