2021年8月の課題
かつてライブドアが発行したことで話題を呼んだMSCB(Moving Strike Convertible Bond=転換価額修正条項付転換社債)を想起させるMSワラント(Moving Strike Warrant=行使価額修正条項付新株予約権)を活用した資金調達を検討する上場会社が増えているようです。
MSCBの場合は調達金額が決まっている一方で転換価額が変動するため、発行株式数は決まっていませんが、MSワラントはあらかじめ発行株式数が決まっており、希薄化の上限が確定しているという点でMSCBとは異なるものの、MSワラントを発行を公表した上場会社の株価は公表後に下落する傾向があります。
このような特徴を持つMSワラントの発行に際し、取締役会が検討すべき事項について考えてみてください。
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