2016/06/20 些末な金融実務の知識不足が招いた巨額横領事件

粉飾決算や商品性能の虚偽表示などインパクトのある企業不祥事が世間を騒がせる一方で、企業にとって最も“身近”で発生率も高い不正と言えるのが横領だ。今月初めにも、北越紀州製紙の子会社である北越トレイディングの元総務部長が15 … 続きを読む

2016/06/16 (新用語・難解用語)ガバナンス・ロードショー

企業が、ガバナンスに対する考え方、取締役会の監督機能に対する考え方、それらと中長期的な価値創造のつながりなどについて、機関投資家にアピールするためのミーティング。シンプルに「ガバナンス・ミーティング」と呼ばれることもある … 続きを読む

2016/06/15 海外で過半数の株主の反対押し切り高額報酬支給、CGコードの牽制効かず

これまで日本企業における役員報酬のおよそ80%は固定報酬が占めてきたが、コーポレートガバナンス・コードが、役員報酬について「中長期的な会社の業績や潜在的リスクを反映させ、健全な企業家精神の発揮に資するようなインセンティブ … 続きを読む

2016/06/14 招集通知を最も早く開示した企業は?

6月株主総会シーズンの招集通知がほぼ出揃った。今年はコーポレートガバナンス・コード対応の一環として、招集通知の早期発送および発送前の電子的公表(補充原則1-2②)に取り組む企業が多く見られた。 そこで、TOPIX100採 … 続きを読む

2016/06/13 能力不足による労働者派遣契約の中途解除は可能か

政府が今月(平成28年6月)2日に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」には、「同一労働同一賃金」の実現に向けた法改正を進めるとの方向性が打ち出されている(7ページ後半~)。正社員とパートタイム、派遣社員等との間で、「 … 続きを読む

2016/06/10 経営陣が「説明責任」を果たすということ

東京都の舛添知事が、政治資金の不適切な支出について厳しく「説明責任」を問われている。税金を使って飲食するのみならず漫画本まで買っているのだから、税金を負担している納税者への説明責任が発生するのは当然だろう。 「説明責任」 … 続きを読む

2016/06/08 リニエンシー利用事業者名公表で企業がとるべき行動は?

談合やカルテルは独占禁止法違反にあたり、巨額の課徴金(「違反行為対象商品等の売上高」に対し、製造業の場合は10%、小売業の場合は3%、卸売業の場合は2%)を課される可能性がある。ただし、独占禁止法に違反した事業者が、違反 … 続きを読む