2022/06/17 家族が同業他社に勤務している従業員の処遇

従業員にとって、自分の家族の職業や勤務先はセンシティブな情報であり、少なくとも会社が強制力をもってそれを報告させることは難しい。会社が従業員の家族関係の情報を入手する目的としては「課税処理や年末調整のため」「社会保険の加 … 続きを読む

2022/06/16 株主からの臨時総会開催要請に裁判所の決定と異なる決断 監査役の善管注意義務違反は?

買収防衛策の導入(継続)議案に対する賛成率がかつてより大幅に低下するなど、近年、買収防衛策に対しては投資家サイドから厳しい視線が注がれている。こうした中、3%以上の議決権を有する・・・ このコンテンツは会員限定です。会員 … 続きを読む

2022/06/15 有報での開示が見込まれる「男女間賃金格差」の解消に向けたステップ

当フォーラムがいち早く報じてきたとおり、2023年3月期の有価証券報告書より、【従業員の状況】において「男女間賃金格差」「女性管理職比率」「男性育児休業取得率」の開示が義務化されることが確定的となっている(*)。 *関連 … 続きを読む

2022/06/14 リストリクテッド・ストック・ユニットが退職所得に該当せず

既に多くの上場企業が様々な株式報酬(*)を導入しているが、代表的な株式報酬としてリストリクテッド・ストック(譲渡制限付株式報酬)がある。そして、リストリクテッド・ストックには、株式交付のタイミングによって、「事前交付型」 … 続きを読む

2022/06/13 「筋肉質な組織」をどう訳す? 英文開示に頭を悩ませる日本企業

日本企業でも英文開示は年々充実化傾向にあるが、現場においては時間も労力もコストもかかっており、また、そのようにしてようやく完成した英文開示書類は、海外の読み手(主に海外投資家)からすると難読を極めるというように、作成側・ … 続きを読む

2022/06/10 監査審査会の検査で不適切対応が発覚、中小監査法人選別の“踏み絵”とは?

監査法人の“お目付け役”である公認会計士・監査審査会(以下、審査会)が金融庁に対して監査法人を名指しして行う行政処分の勧告が、事実上当該監査法人に対して資本市場からの撤退勧告として機能していることは、2022年1月28日 … 続きを読む

2022/06/09 【特集】ISSB公開草案・前編 「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」の開示フレームワーク

はじめに 周知のとおり、IFRS財団は昨年(2021年)11月、資本市場向けのサステナビリティ開示の包括的なグローバル・ベースラインを開発するため、「国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)」を設立したことをCOP26 … 続きを読む

2022/06/09 【特集】ISSB公開草案・前編 「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」の開示フレームワーク(3・会員限定)

STEP2 4つのコアコンテンツを中心とした重要(マテリアル)な情報を開示する STEP1で識別された「リスク及び機会」は基本的にすべて開示対象になるが、一般目的財務報告の利用者の意思決定に影響を及ぼさない情報については … 続きを読む

2022/06/09 【特集】ISSB公開草案・前編 「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」の開示フレームワーク(2・会員限定)

(1)サステナビリティ関連財務情報と財務諸表との関係 まず押さえておきたいのが、サステナビリティ関連財務情報と財務諸表との関係だ。冒頭に「サステナビリティ」と付くと、一見財務諸表とは無関係にも見えるが、S1基準案では、サ … 続きを読む

2022/06/08 「Board3.0」が注目される理由と現状の社外取締役に足りないもの

最近、「Board3.0」という言葉がちらほら目に付くようになってきた。米国で活発に議論されている取締役会のモデルであるが、足下の日本のコーポレート・ガバナンスの議論や実態にも着実に影響を及ぼしつつあり、経営陣は新たなト … 続きを読む