印刷する 印刷する

人事異動のトラブルを防止するために

 新入社員の配属や定期昇進等に伴い、この時期に人事異動(配置転換)を行う会社は多いが、人事異動がすべての社員にとって納得のいくものであることはまずあり得ない。なかには人事異動の不満を会社にぶつけて来る社員もいるかもしれないが、1人ひとりの不満を聞いていたらキリがないうえ、そもそも会社は「配置転換を行う権限(人事権)」を持っている。この権限は就業規則等に明文化するのが通常だが、仮に記載がなかったとしても、人事権は「経営権」の一つとして一般的に認められている。

 ただし、だからと言って会社が人事権を“無制限”に発動できるわけではない。場合によっては人事異動が「無効」となってしまうこともある。

 まず分かりやすい例として、・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合は
ログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから