印刷する 印刷する

“必須特許”の差止請求訴訟、条件付きで独禁法違反に

 スマートフォン、タブレット端末のデザインに関する知的財産権(意匠権)を巡りアップルがサムスン電子に対して世界各国で提起した知的財産訴訟はいまだに続いている。その一方で、この訴訟をきっかけに今度はサムスン電子がアップルに対して特許権侵害を主張し、自社技術の使用差し止めを求めて複数の知的財産訴訟を提起していたが、こちらの訴訟のうちのいくつかについては既に判決が下されている。ただ、その中身は、「(アップルによる)特許侵害自体は認めつつも、(サムスンが主張する)特許の使用の差し止めは認めない」という一見すると分かりにくいものとなっている。これは、サムスン電子がアップルに侵害されたとされる特許が「必須特許」という特殊な特許だったことに原因がある。・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから