デジタル・ネットワーク技術の発展は日進月歩であり、ベンチャー企業のみならず、伝統企業でも従来のビジネスモデルとこれらの技術を組み合わせた新しいサービスを顧客に提供し始めているところは多い。特に、“ビッグデータ”と言われる膨大な情報の解析や検索、さらにそれを活用した新たな情報の生成といった技術は、業種を問わず、今後の企業経営に大きな影響を与えることが予想される。
一方で、新しい技術やビジネスモデルには常に「法的リスク」が付きまとう。従来、この分野の法的リスクとしては、個人情報保護法やセキュリティの問題が中心だったが、最近はこれに「著作権法」上の問題も加わり、新技術を活用したビジネスの障害となる可能性が指摘されている。
現実的な問題として懸念されるのは、・・・
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