印刷する 印刷する

株主優待が交際費と認定されないためには?

 個人株主の増加に取り組んでいる上場会社は少なくない。個人株主の増加は買収防衛策として有効であるほか、BtoC(一般消費者向けのビジネス)を展開する上場会社では、「個人株主=消費者」ととらえ、会社のファンを増やしたいというマーケティング的な狙いもある。具体的には、単元株のくくり直し(1,000株から100株へ)、株式分割による株価の引下げ(個人株主が手を出しやすい価格への誘導)、株主優待制度の導入、株主総会の土日開催による個人株主の出席率の向上のほか、食品関連の会社では試食会を開催するケースも見られる。

 なかでも「株主優待制度」は個人株主からは“実質的な配当”として評価され、マネー雑誌でもしばしば特集されている。株主優待には、その会社が取り扱っている商品、サービスの利用券、食事券、入場券など様々なものがあるが、優待利回りの高い株主優待を実施している会社として有名なのが・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合はログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから