JASDAQに上場するプラスチック加工機メーカーのプラコーは(2020年)11月6日、筆頭株主である有限会社フクジュコーポレーション(以下、筆頭株主)が招集した臨時株主総会を開催した。臨時株主総会に付議された株主提案は事実上すべて承認可決(*)され、本臨時株主総会で選任された取締役が代表取締役に就任、株主側がプラコーの経営権を奪取するという結果となっている。
* 本臨時株主総会で付議された株主提案は以下のとおり。
第1号議案 買収防衛策廃止の件 |
第6号議案(定款一部変更の件(取締役の定員増加))を除く各議案が承認可決されている。第6号議案は、第2号議案から第5号議案までの取締役解任議案が可決されなかったこと(定足数を満たさなかった場合を含む)を条件とするものなのであり、結局採決されなかった。なお、解任対象とされた4名の取締役は、いずれも本臨時株主総会の開会前に辞任している。
定足数 : 決議を行うために必要な最低限の出席取締役の数。取締役会の定足数はその過半数(定款でこれを上回る割合を定めた場合にあっては、その割合以上)である。
本臨時株主総会の開催までには紆余曲折があった。・・・
定足数 : 決議を行うために必要な最低限の出席取締役の数。取締役会の定足数はその過半数(定款でこれを上回る割合を定めた場合にあっては、その割合以上)である。
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