インターネットを通じ国境を問わず経済取引が行われるデジタル経済の進展を受け、OECD(経済協力開発機構)が法人税収を各国に配分する新たな課税ルールである「デジタル課税」案を検討していることは2019年10月17日のニュース「デジタル課税、大部分の上場企業が対象となる業種も」でお伝えしたところだが、この新たな課税ルールが7月10日に閉幕したG20(財務相・中央銀行総裁会議)における新たな法人課税のルールに関する国際的な合意に至ったとの新聞報道がここ数日紙面を賑わせている。「歴史的」といった見出しも見られるように、そのインパクトは大きい。ただ、多くの日本企業は、この新たな課税ルールが自社に関係あるのかどうか、・・・
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