印刷する 印刷する

売手市場で複数内定者続出 内定辞退者への損害賠償請求は可能か?

 今月頭には多くの企業で内定式が行われ、フレッシュなスーツ姿が街に溢れた。最近の就職戦線では、景気回復を背景に各企業が採用人数を増やした結果、複数の企業から内定を得る学生が続出している。できるだけ条件の良いところに就職したい学生にとって、多くの企業から内定を得ようとするのは当然の行動とも言えるが、企業から見れば、コスト・手間をかけて採用を決めた学生から内定の辞退を受けることは大きな痛手となる。特に入社日が近くなってからの内定辞退となると、入社前の研修コスト、あるいは内定者用にそろえた備品購入費などの目に見える損害が発生するケースもある。企業においては、内定辞退者に対して損害賠償請求を行いたいという気持ちが生じることもあり得るだろう。

 それが可能かどうか・・・

このコンテンツは会員限定です。会員登録(有料)すると続きをお読みいただけます。

続きはこちら
まだログインがお済みでない場合は
ログイン画面に遷移します。
会員登録はこちらから