本日(2022年)4月4日、東京証券取引所の株式取引の市場区分(一部、二部、JASDAQ、マザーズ)が、プライム・スタンダード・グロースの3市場に再編された。市場区分の再編に伴い、上場会社各社ではコーポレートサイトの会社概要欄や株式基本情報欄に記載している市場名の変更、会社案内や名刺などに上場市場名を入れている場合は印刷のし直しなど臨時的な業務も発生した(現時点でコーポレートサイト等に旧市場名が記載されている会社も見受けられるので、自社サイト等を確認されたい)。
東証が市場再編日として新年度が開始する4月1日ではなく、あえて4月4日を選定したのには、システム障害のリスクを減らすために週末をはさんでおきたかったという意図がある。その甲斐もあり、4月4日にはシステムトラブルもなく新市場区分での売買が行われ、無事に初日の商いを終えた。4月4日のTOPIX終値が前日比0.48%増となっただけでなく、グロース市場第一号のIPO案件となったセカンドサイトアナリティカは需要高により初値が付かず、明日以降に初値決定がずれ込む展開となるなど、IPOマーケットも活況を呈していた。
順調なスタートを切った市場再編に先立ち、東証は2022年3月31日に・・・
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