社外取締役には、「経営陣幹部の選解任その他の取締役会の重要な意思決定を通じ、経営の監督を行う」とともに、「会社と経営陣・支配株主等との間の利益相反を監督する」といった責務を果たすことが期待されている(コーポレートガバナンス・コード原則4-7)。こうした責務を十分に果たしていないと株主から判断された社外取締役は再選時に賛成率が低下し、場合によっては株主から解任(*)のための株主総会の開催を請求されることにもなりかねない。エレベーターやエスカレーターのメーカーであるフジテック(東証プライム市場上場)で、それが現実のものとなった。・・・
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