いつの時代でも企業の不祥事は絶えないが、特にここ最近は伝統ある名門企業の不正が相次いで発覚している。しかも、それらの不正の多くは長い間組織的に行われてきたというだけに、世間はもちろん、株主や投資家が受けた衝撃は大きい。不祥事をきっかけに消費者の信頼、あるいは取引先そのものを失い業績が低迷すれば、株価にもネガティブな影響が出ることになる。ましてやそれが時価総額の大きい名門企業であれば尚更である。降ってわいたかの如く唐突に表面化する企業の不祥事は、我々機関投資家にとって大きなリスクファクターとなっている。
コンプライアンス体制がしっかりしていると思われてきた名門企業でさえ不正が相次ぐ中、どの企業が不祥事を起こす企業で、どの企業が起こさない企業なのかを見抜くのは容易ではないが、一つ注目したいのが・・・
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