三様監査(監査役監査、会計監査人の監査、内部監査)の一角を占める「内部監査」は、コーポレートガバナンスの要と言っても過言ではない。この内部監査を説明するにあたり、「社長の手足となって業務が法令や社内規程に則っているかどうかを監査する」という説明がなされることがある。この「社長の手足となって」という部分は、組織図上、内部監査部門が社長の直轄となっていることを意味しており、実際そのような組織図(社長から直接内部監査部門に線が伸びている組織図)を有価証券報告書で公表している会社が大半である。しかし、その“常識”にも例外があることは知っておきたい。・・・
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